リバー・フェニックスを探して

名作とミニシアター系をメインにネタバレなしで発信します。広告を含んでいます。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

羊たちの沈黙 The Silence of the Lambs

「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」や「ターミネーター2」は何度見ても面白い。 大分古い作品ですが普遍的。 【当サイトはネタバレはさけていますが今回はネタバレを含みます。ご注意ください】 「羊たちの沈黙」 私にとって何度見ても発見がある映画。初め…

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオ出演。 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 「タクシードライバー」「グッドフェローズ」「カジノ」「レイシングブル」 スコセッシ+デ・ニーロの作品は名作だらけですしね。 公…

NEVER GOIN'BACK ネバーゴーイングバック

少し前にたまたまテレビを見ていた時の事だ。 近年、日本ではアメリカ映画の興行収入が低下しているという。 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は全米公開週1位だが日本では3位のスタート。 確か当時は「SLAMDUNK」公開中。 『トップガン・マ…

熊は、いない NOBEARS

ジャフファール・パナヒ監督は2022年7月11日に収監された。2023年2月解放との情報。 2009年体制を批判する内容であるとして、イラン国内では上映禁止とされた映画を作り保守派の政党を支持等で拘束。 20年間にわたり映画製作・脚本執筆・メディア対応と海外…

バーナデット ママは行方不明/Where'd You Go, Bernadette

もう何年も前ですが長い海外旅行を計画して、行く数日前に不安や謎の「行かなくてもいいのでは」という気持ちになることが私にはあった。 旅が色あせてしまう具体的な出来事があった場合もあるが、なんとなく 「もうチケットを買ってしまったから」 という事…

サントメール ある被告

私は法廷もの映画が苦手だった。 名作といわれていても陪審員の話だけで完結してしまう話。名役者がそろったり、どう裁くかが難しい題材を扱った作品も何故か飽きてしまう。 後に一時期裁判傍聴を時々する事があったが、法廷映画に比べ裁判傍聴は大変有意義…

「トリとロキタ」(2022ベルギー)

大好きなダルデンテ兄弟監督作品。 私にとって完璧に近い映画となった「トリとロキタ」(2022ベルギー) 89分の中に先の読めないハラハラ感・切なさ・現在社会の闇。 ダルデンテ兄弟は癖になる。 トリとロキタ Blu-ray [Blu-ray] パブロ・シルズ Amazon 少年…

ザ・ホエール

私にとって初めてのブレンダン・フレーザーはノー天気なロック野郎を演じた「ハードロック・ハイジャック」だった。ブレンダンもまた青春の象徴のような時代があった。 ブレンダン・フレーザーは過労や離婚、息子のトラブルやいくつかの裏切り、セクハラ被害…

リバー・フェニックスを探して④

「スタンド・バイ・ミー」 12歳の頃の2日間の長旅。 少年時代を回想しながら物語は進行していく。 4人の少年達の個性がピタリとはまり見事なバランスと連携。 少年期特有の危うさや不確かさ。理不尽な環境による怒り。悲しみ。 懐かしく美しい。永遠の名作。…

FLAG DAY フラッグデイ父を想う日

ショーン・ペンにまたやられた!これで何度目だろう。 FLAG DAYはショーン・ペン監督、主演。 実際にあった偽札犯とジャーナリストの娘の物語です。 父(ショーンペン)は娘を育てていない。離婚をしたからだった。 娘が思春期で家庭や学校生活に精神的に苦…

トゥ・レスリ-

トゥ・レスリ-

ダンサーイン Paris /En corps/Rise'

ダンサー イン Paris [DVD] アーティスト:マリオン・バルボー ビデオメーカー Amazon あまり期待をしていなかった事もあったが結果的に圧巻だった。 セドリック・クラピッシュ監督の作品は「スパニッシュ・アパートメント」(2002年)しか見ていなかったがス…

私達の声

オブニバスで各国の女性達の7つのストーリーを展開する「私達の声」 日本からも呉美保監督、杏主演の「私の一週間」が参加している。 育児をしながらの仕事をするシングルマザー。 各国重いテーマを扱う中、杏はNHKの連続テレビドラマで見せた個性と存在感を…

リバー・フェニックスを探して③

両親はチルドレン・オブ・ゴッド脱退後も人生の真の意味を探し求め続けていた。 両親が次に選んだ道はビーガンとしての生きる事。元々はヒッピーの多くがベジタリアンであったが母アーリン曰く「リバーは私達の先をいっていた。彼は牛乳も卵もチーズもハチミ…

リバー・フェニックスを探して②

スタンドバイミー マイプライベートアイダホ 旅立ちの時 1970年8月23日 オルゴン州マドラスでリバー・フェニックスは生まれた。 両親(母アーリンと父ジョン)とその仲間達から「リバー・ジュード」と名付けられる。由来は両親達が愛読していたヘルマンヘッ…

リバー・フェニックスを探して①

「スタンド・バイ・ミー」で自らの心の傷を抱えながら親友をいたわるグループのリーダー。少年時代の感情の揺れときらめき、はかなさ、不確かさ。そして大人の様な思慮深さを体現したリバー・フェニックス。 今も見る者に優しく懐かしい永遠の名作となった作…

混沌の魅力

BADLANDS バッド・ランズ 物語は見慣れた天王寺駅から始まる。 大阪の町とセットでノスタルジックな架空の大阪。 主人公の背景は少女時代・東京時代・貧困ビジネス時代と1つの映画としてはかなり詰め込まれている。 今日本人が困っている貧困ビジネスや詐欺…