リバー・フェニックスを探して

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私達の声

オブニバスで各国の女性達の7つのストーリーを展開する「私達の声」

日本からも呉美保監督、杏主演の「私の一週間」が参加している。

育児をしながらの仕事をするシングルマザー。

各国重いテーマを扱う中、杏はNHKの連続テレビドラマで見せた個性と存在感を発揮している。

前のストーリーで見せられた「私の声」を口にする事もない。

何故シングルマザーになったのか理由に触れる事もなければ日本の抱える問題点に触れることもない。

独特の品と大スターの子女でありながらどこか庶民的な雰囲気。

特別な環境に置かれた他の短編に比べてシンプルさと爽やかさだけで勝負にでた「私の一週間」はどの時代でも親が出会う特別な瞬間を描いている。

平凡だけど特別な彩りを持った日常を切り取った短編だった。

人生の数えるほどの特別な瞬間より、日常の繰り返しこそが人生で時間の経過とともに特別な彩りを持った日常の繰り返しだった時期だったと振り返る事になるのだから。バランスのとれたオブニバスだった。

 

 

今では爽やかなイメージが定着しているが杏は昔悪役を演じた事がある。

主人公を執拗に裏から潰しにかかる陰湿な役。

「私を嫌わないで」と番宣で話していた。姑息ないじめっ子もさまになっていた。

また徹底した悪役の路線も見てみたい。

 

泣かないと決めた日

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