リバー・フェニックスを探して

名作とミニシアター系をメインにネタバレなしで発信します。広告を含んでいます。

リバー・フェニックスを探して③

両親はチルドレン・オブ・ゴッド脱退後も人生の真の意味を探し求め続けていた。

両親が次に選んだ道はビーガンとしての生きる事。元々はヒッピーの多くがベジタリアンであったが母アーリン曰く「リバーは私達の先をいっていた。彼は牛乳も卵もチーズもハチミツも食べようとはせず強者が弱者の命を奪うことはやめよと話していた」

動物性のものや科学物質を排除する生活を自らの意思で実施していたエピソードは

恋人マーサ・プリンプトン(モスキートコーストで共演)からも語られている。

 

CMの仕事も撤退し俳優業へシフトしていく。

TVシリーズに出演が決まる。

そこでトラブルが発生。ビーガンの両親が(役の上とはいえ)皮製品を着せる事を許せずスタッフ・共演者をあきれさせる。

皮のベルトのかわりにロープをつけるという代案で決着はついたが、スタッフや共演者から何度もそのことをからかわれ涙をにじませる事もあったという。

そんな目に遭いながらもテレビ出演で着々と評価をあげ85年イーサン・ホーク共演「エクスプロラーズ」で映画デビューを果たす。

同じ年齢のイーサン・ホークもこの映画で映画初主演年。現場では友情を育んだという。

1986年8月8日「スタンド・バイ・ミー」が全米公開。

スティーブン・キング原作「スタンド・バイ・ミー」は予想外の大ヒット。

リバー・フェニックスと家族の人生は一変する。

同年「モスキートコースト」で主演のハリソンフォードの息子役を演じる。

熱帯のジャングルへ移住し物質文明から逃れた理想の世界を作ろうとする男の息子役。

作品そのものの生い立ちを持つリバーの存在感は圧倒的。

その後卒業白書を地味にしたような「ジミー」

両親の秘密(ソ連のスパイ)を暴いてしまった高校生役、シドニー・ポアチエ共演「リトル・ニキータ

アカデミー賞ノミネート テロリストの息子の葛藤と夢、自立までを爽やかに演じた「旅立ちの時」が公開される。

3作品とも主人公の設定年齢は17歳。

その後「インディージョーンズ最後の聖戦」でインディーの小年時代を演じる。

 

「旅立ちの時」撮影終了後リバーと家族はハリウッドからフロリダへ充電の為転居する。リバーが変りはじめたのはフロリダへうつってからだといわれている。