少し前にたまたまテレビを見ていた時の事だ。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は全米公開週1位だが日本では3位のスタート。
確か当時は「SLAMDUNK」公開中。
『トップガン・マーベリック』は久しぶりの洋画(米)ヒットだったそうです。
私は3作品映画館で見ました。
若者が内向きになっている・スター不在等の原因を番組では議論されていました。
大高先生はアメリカ映画の興行収入が見込みより低かったのは1997年「もののけ姫」の異例の大ヒット。その裏からの推移を見ているそうです。
やはりトム・クルーズやブラッド・ピット、かつてのレオナルド・ディカプリオクラススーパースターが出てこない事が原因なのか・・?
ネバーゴーイングバック NEVER GOIN'BACK
ある意味で私がアメリカ映画に求めているのはこの作品の様なバカバカしさです。
下品・道徳観あまりなし・無責任。でも笑えて愛くるしい。
大作映画も面白いですが、この手のコメディーや青春映画を作り続けているアメリカ映画。映画に関わる人の層が広いんですよね。
「アメリカン・ニューシネマ」以降も斬新な映画は結構作っている。コーエン兄弟しかり。
ネバーゴーイングバックは女の子二人組のカオスな数日の話です。兄のせいで自宅に強盗が来たり刑務所に入れられたり、間違えて大麻入りのクッキーを食べたり。
とはいえ支離滅裂でもシュールでもなくストーリーはしっかりしているので観客をおいていくような映画ではない。
バイトを首にならないように嘘の言い訳のリアリティーを演出する為に体を張ったり。
青春とは時間の無駄遣い。でもその時は必死なんですよね。
人生や社会について考えてしまう様な映画も続けて見ると疲れます。ただでさえ大変なご時世。
青春映画でいえば「コーダ あいのうた」みたいな涙腺崩壊映画も好きですが、アメリカ的カオスな青春コメディーもエネルギーになる。
この映画位突き抜けていると泣くこともなければ深く何かを考える事もない。それでいて物語が楽しく自由でエネルギーに満ちた主演の二人組を見守り笑うだけ。
【参考】テレビで先生の話を拝聴しました。
「カオスな数日」を描いた「道徳観あまりなし」の映画です。
女性監督で自伝的映画とか。これが自伝的というのもすごい話。