PARIS TAXI
終活中、人生の未来のバトンを次の世代に渡す。
生活に追われどこかイライラしたタクシー運転手。働いても育児や生活にお金は足りず兄弟に借金をしなくてはいけない。
一方老女マドリーヌは自宅を離れ施設に移り住む事を決意する。
人生の総まとめをする時期。
施設までの道中に彼のタクシーに偶然乗り合わせる。さり気なく運命のように。
マドリーヌは自分の人生における思い出の地に寄り道をしたいと話す。そして寄り道の道中に人生における良くも悪くも特別な時期を語りかける。
マドリーヌの人生の振り返りの旅に同行する運転手。
生きてきた時代が違う事。徐々に畏敬の念や思いやりが生まれてくる。
もう中年に見える運転車に「あなたの人生はこれから」と語りかける。
そう。90歳の彼女から見たら「あなたの人生はこれから」なのだろう。
どんな時代にもその時代の課題や生きにくさがある。
コロナ禍や侵略戦争、物価高を生きる私達も痛感している。
私達も自分達の力で「時代の課題」や「時代特有の生きにくさ」を乗り越えて次の世代にバトンを渡さなくてはいけない。あっという間に年をとるのだから。
時間は有限!努力や生き方は∞