ケイトブランシェットは現代を代表する名女優として名を残すのではないか。
穏やかな役柄から情緒不安定な女性、静かに佇む主人公の妻、パリピなキャスター。情熱的役柄。
どんな人生でその情熱を持ち合わせたのかはわかりません。
名前でお客を呼べる女優。
作品の内容の多くをしめる音楽にはふれません。迫力ありますが。
TAR ター
作品を見て考えさせられた事。
自分の間違った行いや言動。権力や立場の優位性を利用した行い。
(いわゆるハラスメント行為)
それはいつか自分に返ってくる。
人生は本当にその様に出来ているのだと私は思っています。
個人的には小さい失敗や自分より立場の弱い人をその時は無意識に傷つけても、自分の間違えを振り返り自分の行動を見つめ直し、次からは違う行動をとる。違う言葉を選ぶ。自分の感情をコントロールする。
取り返しのつかない心のキズを人に残したらダメですが、時として人間通しは色々な事がある。
本当に色々ある。
失敗を反省して少しずつマシな人間になっていければいいのかなと思います。
※今はスマホや録音で極端なパワハラなんてさらされたら終わりですし、社会人になった頃はびっくりする程昭和のど根性世代に怒られて育ってきた氷河期世代なのに、ハラスメントにならない様に怯えている方も多いのでは無いでしょうか。
人手不足等時代の背景もありますし令和にハラスメントなんて時代錯誤ですよね。
私も昔変な所で完璧主義でした。
変な所だけのこだわりは捨てました。
完璧でなくても、不様でも実はどうとでもなるし、完璧主義者の押し付けは苦しいですよね。
すいません。具にもつかない余談です。
天才であるターが人にとった過ち。権力の誇示。その顛末。
勿論芸術文化だけでなく、ある程度組織には絶対的な存在って必要ですし、場をピリッとさせる理路整然としたトップやカリスマは必要だとも思います。
怒られて押し付けられてきたから適正も無いのに同じ事を人にしたらパワハラになりがちなのかもしれません。はい。また余談です。
さて振る舞いに問題があったターがその後に取る行動や生き方は。。
ケイト・ブランシェット熱演です。