リバー・フェニックスを探して

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ワンス・アポン・タイム・イン・ハリウッド

 


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タランティーノは「パルプフィクション」以来「デス・グループinグラインドハウス」等のおたくならではの映画が続き「ジャンゴ」「イングロリアス・バスターズ」等から歴史修正系が目立つ様になる。

1950年代に活躍した1969年落ち目のテレビスター、リック・ダルトンとスタントマン、クリフ・ブースの友情物語?

 

ブラッド・ピット演じるクリフ・ブースの落ち着きやただずまい。友人への共鳴。

人生のチャンスというチャンスを棒に振ってきてしまったような背景を感じさせるクリフだが落ち着いた姿。

マンソンファミリーのアジトの牧場シーンもスリルあり秀逸。

私生活色々あった方ですし感情的な演技を前面に出すディカプリオに対して、そこにいるだけで存在感を出す。物事をあまり演技しないで客観的に伝える。

内省や忠誠心や友への共鳴と暴力的な要素入り乱れた深い役。

初期のこだわりの悪役や「12モンキーズ」や「ファイト・クラブ」での熱演とは違う哀愁を見せてくれました。

生活も貧しい男1人暮らしみたいだけど、人生を受け入れる力が役に半端なく出ている。過去の描写はよくわからないままにしているけどナタリーウッドの水死の疑惑を示唆してる様子。

ダブル主演のディカプリオ演じるリック・クリフ・シャロンの視点で描かれていますがブラッド・ピッドの存在感。

クリフの視点で映画は進んでいるように見える。

 

音楽もかっこいい。サイモン&ガーファンクルも流れると思いきや場面が変り寸止めとかありますし。

ラストのそこでそれ出すのも秀逸。

公開時はディカプリオが「ボーイズ・ライフ」でブラッドが「テルマ&ルイーズ」で

タランティーノが「パルプ・フィクション」存在が世界にしれ活動をはじめたのも同じ時期なのも感慨深かった。

当時はポランスキーシャロンデート事件、マンソンファミリーの理解をすすめて公開を心待ちにしたものです。

2010年代を代表する作品です。